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2017年3月1日 (水) より 本店

八重洲本大賞記念 
ノミネート作 全点ブックフェア

【第0回】テーマ:「未来」

情報があふれる今だからこそ、「本」で読みたいものがあります。

一つのキーワードを手掛かりに、既存のジャンルには収まりきらない「すごい本」を発掘し、

もっと多くの方に読んでいただきたい!と誕生したのが「八重洲本大賞」です。

第0回のテーマは「未来」。

全点ブックフェアでは、科学はもちろん小説、ビジネス、社会科学から絵本まで

バラエティ豊かな選りすぐりのノミネート作品を、気迫のこもったコメントPOP付で一堂に集め、

実際に手に取っていただけるまたとない機会です。

また、フェア期間中に対象書籍をお買い上げのお客様にはご希望で「記念冊子」を進呈いたします。

是非この機会に、「八重洲本大賞」ブックフェアにお立ち寄りくださいませ。

【大賞受賞2作品】

9784140817049『<インターネット>の次に来るもの  未来を決める12の法則』

ケヴィン・ケリー(著) NHK出版 2016年刊 ISBN:9784140817049

極論すれば「人間の存在とは?」という問いを突きつけられたような感じです。注目を集めるAI、IoT、ブロックチェーンなどの先端テクノロジーについて、ケヴィン・ケリー氏の独自の分析や展望も大いに一読の価値があります。しかしそれだけではなく「今後、人間がテクノロジーとどう向きあっていくのか?」という問いから派生し、「人間の存在」を再考させる読み応えがあります。自分ごとになる近未来がリアルに語られています!

技術料論社 御園生成一さん・選

50年前の「鉄腕アトム」の世界がいま現実となっているなか、テクノロジーの進化はますます速くなっています。インターネットが私たちの生活を大きく変えたように、近い将来何が起こり、何が当たり前にになっているのか。そんな期待と可能性を強く感じます。

東洋経済新報社 板垣京治さん・選

9784622085348『生命、エネルギー、進化』 

ニック・レーン(著) みすず書房 2016年刊 ISBN:9784622085348

前作『ミトコンドリアが進化を~』のスケールを凌ぐ快作。生命の誕生と進化を、「原始のスープ」や「DNA」の観点ではなく、プロトン勾配という生命活動の本質を地学的環境とそのエネルギーの観点から解き明かして生命進化のプロセスをなぞった。細かい化学式等を使っていないので読みやすい点も良い。

八重洲ブックセンター社長 山﨑厚男・選

この本を読まずに死ななくてよかったと思える、数少ない本のひとつだと断言できます。約40億年前、無機物から生命がどうやって生まれたのか。そのあと複雑な進化を遂げた生物と、単純なまま生き続けた細菌のちがいはどこにあるのか。スケールの大きな視点から、私たち生命の本質について問い、語る科学読み物です。ハードな内容ですが、最後まで読み切ることができれば、きっとそれまでとは人間の見方が変わるはず。

みすず書房 河波雄大さん・選

【ノミネート9作品】

9784309024325消滅世界』

村田沙耶香(著) 河出書房新社 2015年刊 ISBN:9784309024325

男と女が恋におち、愛し合い、子供が産まれ、家族をつくる。私たちが今も当たり前と思っていることを当たり前でないことにして、それが当たり前のような真逆の世界を描ききる。ここが、村田紗耶香のすごいところ。読み初めは戸惑いと違和感の連続だが、しだいに抵抗感もなくなり夢中になる。格差、貧困、少子化の連鎖がさらに進めば、『消滅世界』はいずれ現実となるに違いない。自分たちの〝未来〟を見てゾッとする作品。

 こぶし書房 樋野誠一さん・選

9784093884969

『未来食堂ができるまで』

小林せかい(著) 小学館 2016年刊

ISBN:9784093884969

東京・神保町に2015年に誕生した、小さな食堂「未来食堂」は相当変わっている。コンセプトは、「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所をつくる」。お店の仕事を手伝えば、一食ただで食べられる仕組みなどがありや、事業計画や毎月の収支も公開する。そう文字通り、徹底的な「オープン」経営なのだ。この食堂のオーナーが開業までの経緯を詳細に描いたのが本書だ。境界線のない新しい未来の経営かもしれない。

ダイヤモンド社 ハーバード・ビジネス・レビュー 編集長 岩佐文夫さん・選

9784087493573『23分間の奇跡』

ジェームズ・クラベル(著) 集英社(集英社文庫) 1988年刊

ISBN:9784087493573

戦争に負け、占領されたとある国の、とある小学校へやってきた新任女教師の23分間の授業。物語は午前九時に始まり、九時二十三分に終わる。小学生にも読めるようなやさしい文章で、人間の奥底を問う恐るべき問題を突きつける衝撃の物語。先の大戦で「鬼畜米英」と罵ったアメリカを私たちは最初からそんな言葉がなかったように戦後受け入れてきた。「忘れること」に慣れすぎた日本人は過去と現実を直視しない限り、未来はないと思います。目を背けたい問題に直面したときに読むと新たな発見・視座を得られる1冊。

集英社 伊澤正明さん・選

9784150102296『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』

フィリップ・K・ディック(著) 早川書房(ハヤカワ文庫) 1977年刊

ISBN:9784150102296

人間とは何か? 命とは何か? 生きているとは何か?アンドロイドと人間はどこで区別されるのか?映画『ブレードランナー』の原作としても有名なSFの古典です。AIが話題の今こそ再読したい「人間と機械」が共存する未来の姿。その答えは……読後、私たちが創り出していくしかありません。

日本経済新聞出版社 酒井圭子さん・選

9784569818924『エクサススケールの衝撃』

齋藤元章(著) PHP研究所 2015年刊

ISBN:9784569818924

エネルギー問題が解決し、人類が「不老」の体を手に入れる! 気鋭の研究開発者が鮮烈に描く未来。

PHP研究所 白石泰稔さん・選

次世代コンピュータによってエネルギー、働き方、生き方を変える事が実現できるかもしれないと思わせる1冊。しかし仕事から解放される社会って今のところ想像できない。

八重洲ブックセンター 本店店長 細田英俊・選9784609616780

『自分はバカかもしれないと思った時に読む本』

竹内薫(著) 河出書房新社 2013年刊

ISBN:9784309616780

「ひょっとして自分ってバカなのかな?」「人生ってつまんないな」――そんな疑問や悩みに,サイエンス作家の著者が答える。優しく思いやりある文章と科学的な説得力のある言葉で,世の中のマチガイを解説する。私はこの本を読んだときすでに20代も半ばだったが(対象年齢の倍!)、小中学生の頃に感じた悔しい思いを著者が共感してくれたのが嬉しかった。これからの未来を担う子どもたちに読んでもらいたい一冊。

朝倉書店 菅沼僚太さん・選

9784326602476『なめらかな社会とその敵』

鈴木健(著) 勁草書房 2013年刊

ISBN:9784326602476

著者の鈴木健さんは、社会学の研究者であり、スマートニュースの創業者でもある。本書は、研究者として300年後の世界を描いたもの。文明の代名詞でもある貨幣や選挙制度という人間が作り出してきた制度が、今度どのように変わるかをシステム・シュミレーションの結果を踏まえ洞察するものである。300年後を予測するのは荒唐無稽の話しに聞こえるが、社会のデジタル化が進むことで見える世界像は非常に説得力がある。

ダイヤモンド社 ハーバード・ビジネス・レビュー編集長 岩佐文夫さん・選

『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』9784122018334jpg

戸部良一 他(著) 中央公論新社(中公文庫) 1991年刊

ISBN:9784122018334

小池都知事が座右の書として挙げた一冊。太平洋戦争における日本軍の組織的な失敗のありようを構造的に洗い出すことで、戦略立案や組織運営の教訓を導きます。そしてそれらは、今も日本の会社や役所などの組織で当てはまるようなものばかりで、どうやら日本人に特有の暗黙の行動様式に基づくもののようです。この痛恨の失敗から学んで初めて、日本に明るい未来が訪れるのではないかと思います。

白桃書房 寺島淳一さん・選

9784103346524『罪の終わり』

東山彰良(著) 新潮社 2016年刊

ISBN:9784103346524

2173年6月16日、北米大陸に小惑星が衝突、アメリカは焦土と化す。生き残った者は飢えに苦しみ、アメリカは分裂。新たな救世主=食人の神・ナニエサルが現れる。スピード感溢れるエネルギッシュな東山ワールドが全開。 人間の罪とは何か? 根源的な問いに真正面から挑み、救世主が神話でしかないことを解き明かした一大スペクタクル。「トランプ勝利」以前に 〝分断されたアメリカ〟を描ききったところがすごい!

こぶし書房 樋野誠一さん・選

日時 2017年3月1日 (水)~2017年3月31日 (金)
会場 本店 1F 特設コーナー